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日本小児科医会国際部   

活動報告report

韓国

活動報告写真

        Fukuoka-Incheon International Symposium

      進藤静生、植山奈実 、青木真智子、沼口俊介、岡田純一

 かねてより交流のある韓国・仁川小児科医会と日本小児科医会国際委員会および福岡地区小児科医会とのシンポジウムは、今回は平成24年10月6日〜8日の日程で韓国・仁川で開催されました。国際委員会からは岡田純一担当理事、沼口俊介、田原卓浩、南武嗣先生と進藤、また福岡地区小児科医会からは井上賢太郎、高崎好生、青木真智子、植山奈実先生をはじめ10名の先生方と交流会初期より通訳・連絡などのお世話をして頂いている、北九州小児科医会の金先生ご夫妻が参加され総勢19名で福岡国際空港を出発しました。活動報告写真
  初日の10月6日は夕方の飛行機で仁川国際空港へ到着後、シンポジウムの会場であるシェラトンホテルへ直行しました。シンポジウムでは韓国側からは金仁川小児科医会会長ほか約50名のドクターが参加されました。
仁川側からは 1)喘息の増悪因子:特に家屋内環境汚染物質、2)学校でのいじめ、についての発表がありました。日本側からは
1) An attempt of managing childhood life-style-related-diseases by pediatric and local authorities. (青木真智子)
2) Sick Child Day Care Management in Pediatric Clinic. (植山奈実)
3) Survey of awareness about child abuse at Nerima Medical Association.(沼口俊介)
の3題の演題が発表され、それぞれの演題について日本側、韓国側からコメントや質問が行われ、両国の子ども達に共通の問題を抱えていることが分かりました。シンポジウムの準備は素晴らしく、韓国側の尽力ならびに通訳はじめ韓国側との意思疎通に貢献いただいた、北九州小児科医会の金先生ご夫妻には感謝申し上げます。
 今回は日本側からの働き掛けで、台湾小児科医会の劉先生(高雄小児科医会)にも参加していただき、韓国、台湾、日本の3カ国シンポジウムへの準備が整ってきたのも大きな成果の一つであると思います。
 学術交流の後は、いつものように2次会会場で日韓交流がおこなわれました。今までの交流で顔見知りになったドクター達と打ち解けた雰囲気の下で、アルコールだけの交流でしたが、もう一つは文化交流です。植山奈実先生のご主人で能楽師囃子太鼓方である吉谷潔師が、持参の太鼓を会場で披露されました。能楽の太鼓の構えやその演奏方法、そして太鼓の音色に韓国の先生方にも深い感動を与えたようです。活動報告写真
翌日、7日は日本・韓国の両国のドクターが同じバスに乗り、江華(カンファ)島博物館へ行き韓国の歴史を学びました。そのあとの昼食はウナギの炭火焼を味あうウナギ専門店へ移動しましたが、昼からテーブルに乗り切れないほどのいろいろなキムチやチシャと、最後にぶつ切りのウナギが運ばれてきて、焼き肉屋にある火鉢の上の熱く焼けた網に、ぶつ切りのウナギのしっぽを載せると「ゴニョ・ゴニョ」動き始めたものを素早く口の中へ運び入れました。食後は、新しく出来た運河を船に乗りクルージングを楽しみました。好天と気持ち良い船の揺れでつい、うとうととしましたがクルージングの間も韓国のドクター達と情報の交換もいたしました。夕方からは古い倉庫街をリニューアルしたスタジオで朝鮮の伝統楽器4種を用いた現代音楽のサムルノリの音楽・舞踊を楽しみました。そして仁川小児科医会の計らいにより、同じステージで吉谷潔師の太鼓の演奏が前日とまた違う形で披露されました。韓国と日本の打楽器の調べや音色の違いに、双方のドクター達も深い共鳴を受けたひと時でした。この日の夕夜は韓国恒例の焼き肉でした、ずらりと並んだキムチと焼き肉をお腹いっぱい頂きました。お酒も入り、興に乗ったところで恒例の一気飲み大会が始まりました。全員が一言英語で挨拶をしてコップやお猪口でカンパーイとやりながらビールやマッコリをグイと飲み干し、次の人への挨拶へとこの繰り返しの乾杯が延々と続き、最後にはみんな気持ち良い気分になってしまいました。そのあとは場所を移して日韓カラオケ大会となりました。カラオケの歌声にのって日韓のドクター達は入り乱れてみんなで踊りました。
 10月8日は朝からソウルの仁寺洞(インサドン)行き、ギャラリーを覗いたり、ショッピングや散策を楽しんだ後、昼は仁寺洞にある有名な寺刹食(精進料理)を頂きながら、韓国の古典舞踊・音楽を鑑賞しました。帰国時には韓国では平日で勤務があるにも関わらず、金会長をはじめとして仁川小児科医会の先生方に空港まで見送っていただき2年後の再会を約束しました。可能であれば翌年の台湾でのシンポジウムでの再開も約束しました。
  また今回は、日韓間に微妙な問題が横たわっている時期の開催になりましたが、そのような両国間の緊張関係はまるで存在しないかのように、この交流事業は極めて親密な雰囲気で終始しました。これも学術面のみならず、文化的交流をも含めて継続的な顔の見えるお付き合いの賜物であると、改めてその重要性を強く認識しました。


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